11月8日(土曜日)午前10時30分より、本堂におきまして「初参式のつどい」をおごそかに開催させていただきました。今年は六名の方が受式され阿弥陀様よりお預かりした仏の子としての自覚を新たにさせていただきました。
ご院主さまの「お祝いのおはなし」
「この初参式をご縁として、皆様には一貫した依り所を持っていただくことが大切だと思います。間もなくお正月を迎えますが、元旦の7時30分にはこの本堂に大勢のご門徒の方がご家族で参詣されます。また、仏前結婚式をはじめ、婚約式、結婚報告式などおめでたい法要や、社長交代式等のの儀式、また、悲しみの葬儀、法事など人生の節目節目の法要儀式を阿弥陀様のもとで執り行うという道を歩んでいただきたいと念じております。ある時は神社へ、ある時は教会へというような回り道することなく一つの教えのもとに一貫して歩んでいただくという道を確かにしていただきたいと思います。
人間だけが「尊ぶこころ」を持っています。
一つの教えのお訓(さと)しを敬い、身に付けていくということが大切と思います。ところが、今それが忘れられ、日本人はいったいどこに行ってしまったのか?チャランポランな人生観になっているのではないかと思います。
私たちを導いてくださるお釈迦さま、親鸞さまの教えに近づいていただくことが大事です。また、仏さまに導かれて人生を歩んでいただくということがお子様にとりましての一番の幸せと考えます。
今日は、親と子が一つとなって仏の子として、阿弥陀様にまた、親鸞様に出会わせていただいた最初の日としての記念の日であります。また、その教えを親子共々お聞きいただき、尊い人生を築かれますように今後のご精進を念じております。」(副住職 記)