法燈会(ほうとうえ)

8月7日、8日(午後7時から9時)の2日間、境内に300個のローソクを置いて夏の夜を幻想的な雰囲気の中で楽しんでいただきました。

奈良公園一帯では、平成11年から燈花会(とうかえ)と名づけて行事が開催され、昨年は70万人を超す方々が楽しまれたそうです。

淨教寺でも昨年、役員さんからの提案で試験的に行いましたところ、大変好評で今年は本格的にやってみましょうということで、10名余りの役員さん方にお手伝いいただき、設営から後片付けまでご尽力いただきました。酷暑の中、本当にありがとうございました。

写真でその雰囲気を少しでも味わってください。(下面)

お釈迦様の言葉に法燈明ということがあります。「自燈明(じとうみょう)・法燈明(ほうとうみょう)」自らを燈(ともしび)(依り所)として他を依り所とすることなかれ。法(真理・お釈迦様の教え)を燈(依り所)として他を依り所とすることなかれ。人生は無常であるから、怠ることなく勤め励めとお弟子たちをさと諭されたということです。

この法燈会(ほうとうえ)をご縁に多くの方々がお釈迦さまの教えに触れていただくことができますように念願しています。毎月の行事案内をご覧下さい。

近所の方で「大変素晴らしいので会社帰りですが、夕食の支度をしている家内を呼び出しました。」と、喜んでいただき、またその奥様が「毎年、春の花まつりに寄せていただいてますが、平日ですと主人が会社で参加できませんので、このように花まつりのときも夜にローソクを置いて、夜桜を楽しませていただけたらうれしいですね。」と、話して帰られました。
また、みなさまのご協力でそのように開催できたらと思っています。

夏休み子ども会で行燈に絵を描いてもらい、それをこの法燈会に飾って皆さんに見に来てもらうということも企画出来たらいいなと考えています。子供たちだけでなくて、ご門徒のみなさまも作品をお寄せいただけたらうれしいことです。

2007年09月01日 法話
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